魔法シリーズニューハーフスナック渚

魔法シリーズの第2段です。

前に似た話を書きました。今回は、それを延長しました。

初回のみ、エッチではありません。

読んでくださると、うれしいです。

魔法シリーズニューハーフスナック渚

夜の8時ころ、人通りのない暗い道を、2人のサラリーマンが歩いていた。

ね、先輩。この道何もないすよ。

と、小柄な水野勉が言った。背は、162ほど。

こんなところにあるのが、怪しそうでいいだろう。

背の高い山田浩一が言った。背は、176ほど。

その内、二人の前方に、小さな明かりを点した建物が見えてきた。

あそこだ。と山田が言った。

うわあ、怪しそうですね。ニューハーフの店なんて行ったことないっす。

普通のスナックと何も変わらないよ。

先輩の山田は、後輩の水野の背を押すようにして、店の中に入った。

美人のママがいた。

あら、山田さん。今日は、可愛い相棒とご一緒ね。

1年後輩の水野。

あ、勉です。勉はぺこんと頭を下げて、店の中を見回していた。

こいつ、こういうとこ、初めてなんすよ。だから、連れて来ました。

まあ、可愛い方だわ。女の子みたいって言ったら失礼かしら。

勉は、丸椅子に腰かけ、

子供のときから、ずーと言われてきたので、もう平気です。

勉はにっこりと笑った。

あの、ママさんは、女性ですよね。勉は聞いた。

ママと山田は、目と目を合わせ、

まあ、初めて見えたっていうのに、お上手だわ。ママ。

ママも、例外じゃないの。わかる?と山田。

わあっ。と勉は目を大きく開けて、じゃあ。と頬を赤く染めた。

背の高いママこと渚は、スパンコールをちりばめた、ロングドレスを着ている。

店では、45才ほどに見えるが、多分50才を超えていると思われた。

ママ、早速だけど、例の七色ドリンク、水野に飲ませてやって。

まあ、初っ端から?

な、水野、飲みたいだろ?俺、そのことずっと水野に行ってきたから。俺は、水割りね。

山田は、ママにいった。

なんて言ってらしたの。と、ママ。

新しい世界が開けるって。

まあ。プレッシャーだわ。ママは、そう言った。

ママは、ロンググラスに、七色の層になっているカクテルを作った。

はい。水野さん、これ。

わあ、綺麗ですね。喉乾いてたんです。

水野勉は、一気にそれを飲んだ。

山田は、ママと目を合わせた。

ママは、1234、5と数えた。

そのとたん、水野勉は、ブルンと体を揺らした。

あ、あたし、どうして、こんな格好してるの。といった。

ルミ、一度男装してみたいって言ったじゃない。覚えてないの。

覚えてないわ。こんな服、着ていたくないわ。ママ、着替えてきていい?

いいわよ。

はい。勉は、カバンを持って2階に上がって行った。

ママのドリンク。ほんとに魔法なんだあ。と山田。

あら、信じてなかったの。あの方なら、可愛くなるわよ。

ああ、俺、楽しみ。水野の女装だなんて、思っただけで興奮する。

いいこと。あの子はドリンクが効いてる間は、

ニューハーフスナックのホステスだと思い込んでるから、山田さん、うまく合わせてくださいよ。

はい。2階にベッドもあるって、ほんと?

ええ、それが、うちの売りだから。

2階に来るなり、勉は、さっとシャワーを浴び、

当たり前のように下着をつけ、

ドレッサーの前でメイクをし、前髪のある長い髪のウィッグを被り、

赤い肩見せのミニのドレスを着て、どんどん女になっていった。

山田は、待ちきれず、水割りを2杯も飲んでしまった。

そこへ、ルミこと勉が来た。

さっとママのカウンターに入り、

ルミです、山田さんですよね。はじめまして。

山田は、ルミを見て、体が震えた。

かわいい。思った以上だ。俺、たまらない。

山田さん。イケメンですね。ルミがにっこりと言った。

ありがとう。

女の子にモテモテでしょう?とルミ。

いや、俺、ほら、女の子には興味がないんだ。

ルミちゃんみたいな、その、あの、女装子が好きだから。

あ、ルミちゃん、女装子だよね。と山田は慌てて聞いた。

はーい。ちゃんと、アリアリですよ。ルミはそう言って笑った。

次回は、山田とルミの暑い夜です。度2

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